先日、急遽台湾へ出張することになり、新竹で2泊してきました。目的は、納入した装置に不具合が発生したとのことで、その原因調査と対処のため。突然のスケジュール変更だったものの、トラブル対応とはいえ、久しぶりの海外出張はどこかすこし楽しめたかなと思います。
出発前夜は羽田近くの東横インに前泊
翌朝のフライトに備えて、前日は羽田空港近くの東横インに前泊。特別感はないものの、こういう時はアクセスと安定感が何よりありがたい。ただしチェックアウトは朝6時前。朝食サービスは間に合わず、ちょっと損した気分に…。
航空会社はチャイナエアライン、でも……
普段はJALマイルを貯めているので、できればワンワールド系のキャリアがよかったのですが、今回は経費削減の影響もありチャイナエアラインを利用。コードシェア便とはいえアライアンスが違うため、JALのマイルは一切つかず。
せっかくの出張フライトで“旨みゼロ”というのは、正直痛かったです。次回出張があるなら、ANAマイルが貯められるエバー航空を選びたいところ。
宿泊は新竹のAJ HOTEL

宿泊した「AJ HOTEL」はとても清潔感のあるモダンなホテルで、内装も広く快適でした。ただ、ここもチェックアウトは早朝。東横イン同様、朝食にありつけなかったのが残念ポイントでした。出張中は時間が読みづらいだけに、朝食付きの恩恵を受けられないのは意外と響きますね。
それにしても、海外のホテルは水回りのコーキングけっこう適当な感じのは私だけでしょうか。
不便だったことからの気づき
今回はバタバタの出張だったこともあり、準備不足を痛感する場面が多くありました。
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海外キャッシングの設定をしていなかったため、現金の調達に手間取ったこと
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空港ラウンジを使う手段もなく、プライオリティ・パスを持っていればな…と後悔したこと
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スマホ充電用のUSB Type-Cが使える場所が見つからず、変換器もなくて焦ったこと
こうした小さな不便の積み重ねが、全体の満足度を下げてしまうのだと実感。やはり普段からの仕込みや備えって大事だなと思いました。甲府に戻ってから、Belkin製のtype-c対応のアダプタを早速買いました。
同期との居酒屋再会

そんな中でも救いだったのは、台湾初日にかつての同期と再会できたこと。彼は現地の関連企業に出向しており、「廢材串焼酒場(Skewers & Beer)」という日式の居酒屋で一緒に食べました。
鶏・豚・牛としこたま串焼きを食べて、ビールも進み、気持ち良くなって久しぶりに気を緩めることができました。
海外だと飲食店入るのも億劫になりがちだけど、同期は中国語マスターしていて助かりました。
同期ってやっぱりありがたい存在。7月の人事で昇進したメンバーもいるので、今度ちゃんとお祝いの場を設けたいなと思いました。
トラブル対応の結果は……
肝心の装置トラブルについては、現地でいろいろ調査したものの、最終的に明確な原因は見つからず。再現性も乏しく、完全解決には至りませんでした。現地チームとは情報を共有し、当面の運用で支障が出ないよう調整した形で一旦の収束。
帰国後のささやかなご褒美

帰国後、新宿駅でのあずさ乗り換えの待ち時間中、ふと立ち寄った駅構内のお茶漬け屋さん。出張中は濃い味の料理が続いていたので、出汁のやさしい味が体に沁みました。「ああ、日本に帰ってきたな」と実感できる、出張のしめにぴったりな一杯でした。
最後に
今回の出張は、トラブルの不確実性、現地での慌ただしさ、不便な環境、そして自分の準備不足といった反省点が多かったものの、同時に仲間との再会や現地の空気に触れられたことは、かけがえのない経験になりました。
出張を“苦行”にしないためにも、次回はもう少し準備に余裕を持って臨みたい。そして、帰国後のほっとする一杯も忘れずに味わいたいと思います。