自然体験イベント「清里の春」の感想

ゴールデンウィークの前半、娘と一緒に「山梨県八ヶ岳少年自然の家」が主催する体験プログラム「春を探しに清里へ」に参加してきました。最大2泊3日まで選べる中、今回は娘の体力、そして何より自分の体力を考えて、1泊2日を選択。結果的にはちょうどよかったなと思っています。遠出もしても混んでると思うと、近場でちょっとした非日常感を味わえるのは個人的には魅力的です。

 

破格のコスパと、価値ある体験

このプログラム、宿泊・食事(2食)に加えて、3種のアクティビティ込みでなんと一人2000円台というリーズナブルさ。正直「採算合ってるの?」と心配になるレベルですが、県の施設だからこその価格設定なんでしょうね。ただ観光に出かけるだけよりも、子どもが何か体験できるような内容の方が印象に残るんじゃないかと思い、こういった県や市が実施する催しには、なるべく参加するようにしています。

 

二段ベッドにテンションアップ

宿泊は二段ベッド。普段なかなかこういうスタイルに泊まる機会もないので、娘は物珍しそうに喜んでいました。私自身も20年ほど前にここに泊まった記憶がありますが、当時よりも設備はしっかりと更新されていて、思っていた以上に快適でした。

シャワーヘッドやトイレは新しいものに交換されており、窓も二重サッシになっていて、寒さ対策も万全。少年自然の家というと、昔ながらの“ちょっと不便な施設”というイメージがありましたが、改修が行き届いていて、今では立派な宿泊施設といえるかもしれません。

 

自然の中を歩く贅沢

部屋の窓からは、森を切り拓いた広々とした草原が広がっていました。子どもの頃は「ただの原っぱ」くらいにしか感じていませんでしたが、今改めて見ると、こういう自然の中にぽつんと滞在できるというのは、なんとも贅沢な体験です。

 

1日目のアクティビティ:スコアオリエンテーリングプラネタリウム

初日はスコアオリエンテーリングと星空観察(の予定)でしたが、天気が崩れてきたため急遽プラネタリウムに変更。結果的には屋内でも充実した内容でした。スコアオリエンテーリングは、チェックポイントを探しながら自然の中を進むスタイル。見晴らしの良い草原から森の中まで、かなり歩きました。正直かなり疲れましたが、広大な自然の中を娘と一緒に歩けるのは、清里ならではの魅力ですね。

 

2日目は無理せずスローダウン

本来は「美し森絵図ハイク」というアクティビティに参加予定でしたが、往復4時間と聞いて断念。娘たちの体力も不安だったので、ここは無理をせずにキャンセルしました。こうした柔軟な選択ができるのも、こういう宿泊型体験イベントのいいところです。

また、2日目の昼食は野外炊事という選択肢もあったのですが、食材を各自持参というスタイルだったため、今回は見送りました。クーラーボックスの用意があれば…と少し後悔。次回があれば準備してチャレンジしたいです。

 

最後に

また来たい?ときいたところ、「別に」と言われてしまいました。いったいどういうお出かけだったら楽しかったと言ってもらえるんだろう。悩みはまだ続きます。自然の中で思いっきり体を動かして、普段とは違う宿泊体験をする――そんな休日もいいと思うんだけどなあ。全体的にコスパも高く、親子で楽しめる素敵なイベントでした。