妄想から始まる隣地貯金

ここ最近、ちょっとしたことで気持ちがざわついています。

 

というのも、お隣に中型トラックが出入りしていて、見知らぬ人たちが敷地内を行き来していたんです。

「え?もしかして引っ越しの準備?それとも片付け?」

そんなふうに思ってしまうような光景が何度かあって、勝手にいろいろ想像してしまいました。

 

お隣に住んでいるのは、一人暮らしのお爺さん。

あまり会うことはありませんが、おそらくオーディオ付きで、休日はクラシックの音が少し聞こえていきます。あまり外を出歩いている感じはなさそう。

 

そんな中で、ふと頭をよぎったのが、「もし隣地を譲ってもらえることがあったら」という妄想。 

 

昔からある格言に、

「隣の土地は借金してでも買え」なんてのがありますね。

ちょっと大げさにも聞こえるけれど、それだけ“隣地”には価値があるということ。

うちのように境界線に接している土地なら、活用の自由度は一気に広がります。

 

お隣の土地は、おそらく80坪くらい。私道を共有していて、境界には生垣があるのですが、最近はその生垣がけっこう道路にはみ出してきていて、手入れもなかなか大変そうだなと感じていました。

 

それに加えて、うちは南側の境界にフェンスを立てていて、そのフェンス際に植栽をしていることもあって、植栽にとってはちょっと厳しい環境になっている。

 

そう思うと、隣の土地がもし自分のものになったら——

ガレージを横並びで建てて、ストレスなく車を出し入れできるようになる。

庭を広げて、もっと開放的に日差しを取り込める空間づくりもできる。

バスケットゴールを置いて、子どもと一緒に遊ぶスペースにしてもいいよね。

 

実は、今の土地でもガレージを建てること自体は可能なんです。

でも縦長のスペースなので、車を並列に停めることができないんですよね。前後に縦列ならなんとかなるけど、奥の車を出すたびに一手間かかる。

 

そして、こういう妄想をしてしまった時点で、私はもう“隣地貯金”を始める気満々です

坪単価を3万円と仮定すると、80坪で240万円。簡単に手が出る金額ではないけれど、現実的に見れば「本気を出せばなんとかなるかもしれない」ラインでもある。いや実際私の住んでいるところは単価安い。欲しがる人いないというのもあるね。

 

もちろん、お爺さんが元気でいてくれるのが一番。

でも、もしも将来「この土地どうしようか」という話が出たときに、ちゃんと手を挙げられるように、心と財布の準備はしておこうかなと思っています。

 

春の陽気に誘われて、ちょっと妄想が止まらなくなる今日この頃です。