先日購入したVFR800F純正パニアケースに取り付けるため、インナーロックシリンダーセットを入手。今回はその組み立て手順と取り付け作業についてまとめてみました。
HONDAの純正パニアケースには、バイク本体のキーと連動させるためのシリンダー組み換えキットが別売されています。
このキットには、キーシリンダー本体・複数種類のタンブラー(ピン)・スプリング・グリスがセットになっており、自分のバイクのキーに合わせて組み換えが可能です。
400Xのときとの違い
実は以前、400Xに乗っていた時にも同様の作業をやっていたのですが、今回のシリンダーにはちょっとした変化が。
• タンブラーの形状が異なる
• タンブラーの数が増えている
数が増えているので、組み立てには少し根気が必要になりました。とはいえ、構造自体はシンプルなので慣れればスムーズです。複数個作る場合は、何番のタンブラーを使ったのかメモしておいたほうがいいですね。
キーシリンダーの組み立て手順
1.各スロットにスプリングを挿入
2.タンブラーを1つずつセット
3.キーをシリンダーに差し込む(上下にタンブラーがあるので飛び出さないように気を付ける)
4.表面がフラットになるか確認(飛び出していたらやタンブラーが異なるのでやり直し)
5.最後にグリスを薄く塗ってボディに組み込む
全部のタンブラーがきれいに揃って動作すれば完成。1つずつ丁寧に確認しながら進めるのがポイントです。一応タンブラー記載の番号でサイズが決まっているので、勘が良ければ番号一個飛ばしで確認進めることとかもできます。
パニアケースへの取り付け
次は、完成したキーシリンダーをパニアケースのロック部分に取り付けていきます。
四隅にトルクスネジが使われているので事前準備必要。
キーシリンダーを差し込んで組み付ければ完了。
最近ちょっと思うこと
どんどん「乗る準備」だけは整ってきてるんですが……
実のところ、ここ最近はほとんどバイクに乗れていません。
今の時期は花粉や黄砂がひどくて、出かける気力がなかなか湧かず…。
せっかく整備も終わったし、パニアの鍵もバッチリ仕上がったのに、乗れないのはもどかしいですね。
そして今は、トップケースはGIVI製を使っていて、別にGIVIの鍵を携行しないといけない状態。
今回の作業で車体キーとパニアを連動できたことで、やっぱりトップケースもHonda純正に揃えたい欲が出てきました。
パニアはVFR専用設計でとにかく高かったけど、トップケースは他車種と共通設計のものが多いので、中古や安価なモデルもあるかも?とちょっと期待しています。
ただ一つ気になるのが、 白いトップケースって、VFR以外でも設定あったっけ?
という点。もしVFR専用カラーだったら、中古市場で見つけるのはなかなか難しいかもしれませんね…。
とにもかくにも、早くスッキリした春の空の下、気持ちよく走れる日が来てほしいです。
そのときには、今回仕込んだインナーロックシリンダーの便利さを実感できる宿泊を伴うツーリングにも出かけたいと思います。