スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換を行いました。今年の冬は、雪は少なかったですが、雪が降った時にはスタッドレスがしっかりと支えてくれました。スタッドレスは純正ホイールに装着していたのですが、今回は夏タイヤを取り巻く事情がちょっと変わりました。
というのも、もともと18インチの夏タイヤを自前で持っていたのですが、車好きの父から19インチのENKEI製ホイールを譲ってもらえることに。長年カーライフを楽しんでいる父が大事にしていたホイールということもあり、装着前から期待感が高まりました。まああえてもらう必要もないんですが、好意を無下にするのも、という感じでした。
実際に装着してみると、見た目の印象は一気に変化。ホイールデザインの精悍さに加え、タイヤ幅もこれまでの225から255へとワイド化されたことで、足元にどっしりとした存在感が生まれました。スタイリング全体も引き締まり、愛車がよりスポーティかつ堂々とした雰囲気になったように感じます。
このクラウン、改めて眺めてみると、流れるような伸びやかなサイドラインや抑揚のあるリアフェンダーの造形がとても美しく、普通にかっこいいクルマだなと実感します。国産セダンとしての上品さはしっかり持ちつつ、どこか欧州車のような雰囲気も漂うデザイン。個人的には、フロント周りのデザインはもう少し落ち着いたトーンのほうが好みですが、全体のスタイリングとしてはとても満足しています。私のように、人を乗せることもあるけど、基本は一人乗車で、普段の通勤、たまの旅行であれば、結構いいチョイスだと思います、クラウン。
さて、走行面の話に戻ると、タイヤ幅が広がったことでちょっと気を使う場面も出てきそうです。特に段差や狭い道では注意が必要になりそう。実際家周辺が一番難しい。ホイール擦ったこともあるし。気をつけなきゃ。さらに、以前よりも走行音が気になるようになりました。タイヤが路面をしっかりつかんでいる分、その分のノイズが車内に伝わってくる印象です。
とはいえ、今回装着したタイヤはブリヂストンの「POTENZA」。キャッチコピーは「限界を楽しめ。」いいえ、私のような素人には明らかにオーバースペックです。きりきり走るよりは、鷹揚に走りたい性分です。実家からの移動ではあまり良し悪し感じられなかったので、高速道路使った時にどんな感じか確認してみたいと思います。
ちなみに今回のホイールには、なぜかバルブが2本付いていて驚きました。聞いてみたところ、片方はエア抜き用、もう片方は窒素ガス注入用とのこと。正直、窒素ってレーシングカーの世界かと思っていたので、そんな仕組みになっているとは想像もしていませんでした。私はただのサラリーマンで、好事家でもないので、ちょっと大仰すぎるよ。問題はここからで、普通のガソリンスタンドや空気入れでは対応できないということ。つまり、空気圧をチェックしたり、調整したりするたびに、父のところに行かなきゃいけない…これはちょっと面倒ですね。今後どうするか、少し考えものです。
とはいえとはいえ、このクラウンは雪山や凍結路など極端な悪条件でない限り、どこにでも快適に連れて行ってくれる頼もしさがあります。広い室内、安定した走り、そして今回の足元のアップグレードによって、さらに充実したドライブ体験ができそうです。
タイヤも変えなきゃ変えなきゃって思って若干ストレスなので、遅くならないうちに交換できてよかった。